小児はりに連れて行く―サロンに行くということ②

『なぜ、小児はりを受けに行くのか?』

病気になったら病院へ連れて行けばいい。
医療費の助成があるからタダで治療してもらえる。
小児はりは効くのか?

小児はりを応用したスキンタッチ法で、子育てが楽になり、練習がてら我が子で試してみた小児はりで、日光湿疹や鼻水が治ってしまった経験から、小児はりを受けに行くことはどういうことなのか、書いてみようと思います。

サロンに行くということ②

特殊な鍼をもちいた小児はりの文化は、鍼灸発祥の地、中国にもなく、日本独特のものです。
江戸時代中期の大阪で考案されたと言われています。
関西で発展し盛んに行われてきましたが、関東の方へはなかなか普及しなかったとのことです。
ましてや海を越えて北海道ではほとんど聞きませんでした。
私が初めて小児はりという言葉を聞いたのは、2人目の子を妊娠し、助産院へ通っていた時のこと。
出産後、夜泣きがひどくて試しに鍼灸院へ行ってみました。
そこで使っていたのが、ローラー鍼。

上手に使えば気持ちいいのかもしれませんが、皮膚がやわらかい赤ちゃんにはこのゴツゴツ感と冷たさは、あまり気持ちのいいものではなかったもよう…。
購入して、家でもやってあげてくださーいとのことで、ローラー鍼を購入したのですが、効き目は…???
私の肩こりや頭のコリには心地良い刺激でしたけどね。
小児はりへ行っても赤ちゃんのご機嫌に変化がないようであれば、こっそり使っている道具をチェックしてみてください。

うちの子に効き目があったのは、

↑これ。
ただの歯ブラシ。
毛先が極細になっていると痛いです。
面がフラットな極々普通の歯ブラシがおススメです。
小児はりを応用した、スキンタッチ法。
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でも、これもやり方を教えてもらわないことにはなかなかうまくできません。
そして、何かできる方法がないか模索している親御さんの助けになるかと思います。
ただ、やはりこれはご家庭で行う健康法。

プロにやってもらう小児はりとしては、大師流小児はりがおススメです。
最近では、小児はりを看板に掲げる治療院も増えてきましたが、どれだけ小児について勉強しているかは存じ上げません。
学校ではほとんど小児はりについては習いません。
ちょちょっと刺さない鍼を使ってみるだけ。
小児疾患や、小児の成長過程まで詳しく勉強をすることがないので、勉強会などに参加する、本を読むなどして、勉強を積み重ねて行かなければ『自分の子育て経験』だけではとても対応できるものではないのです。
「9か月でうちの子、走っているんですよね…」
というお母さんの不安そうな問いかけに
「あら、スゴイですねー」
なんてトンチンカンな返事をするだけです。
「小学校に上がるというのに、おねしょするんです」
と困っているお母さんに対して、
「そのうち止まりますよ~」
なんて、なんの参考にもならないアドバイスしかかえさない。
最悪なのは「泣くのは元気な証拠」と、夜泣きカン虫でヘトヘトになっているお母さんを相手にしない。

まだ、子ども好きで、子どもと一緒に遊べるならマシです。
↑おっと、母親目線でつい書き過ぎました。

子どもの様子を親の目線とは違ったプロの目線で見る。
そこから、医療機関であったり、支援センターへ行ってみる、小児はりを続けて様子を見る。
きちんとした選択ができるかと思います。

今はHPを持っている治療院が増えました。
こうしてブログを書いていらっしゃる先生もたくさんいます。
私みたいにブログの更新がメインのお仕事になっている先生は、そんなにいませんけど…・・・・・。

小児はりが気になったら、まずは検索してみてください。
そして、発信している情報を見てみましょう。
使っている道具。
鍼灸師の顔。
小児はりに対する思い。
要チェック手

そして、お子さんと一緒に自分の不調も診てもらいましょう。
お子さんの不調はお母さんの不調が原因だったりもします…。
現代医学では、こんな風に考えてはくれません。
鍼灸と言う東洋医学だからこそ「この子の不調はお母さんの不調から来ているのかな?」と考えることができます。

昨年は無資格施術による痛ましい事件がありました。
整体などの、国家資格のいらないものは、広告の規制が無いためにいろんなことをうたい文句に掲げます。
看板に出せなくても、有資格者、小児の専門家、もしくはきちんと専門の勉強をしている整体師さんも、悩み迷えるお母さんたちが、大事な我が子を危険なところへ連れて行かないように、情報発信していく必要性があるんじゃないかな、と思います。

何かあれば、安全に行っているところでも、一律にダメと拒否されてしまいます。
拒否されたからと言って、やめていては、本当に悩んでいるお母さんたちは助けを求めに行く所を失います。
そこにまた悪質な業者が現れれば、助けを求めてそちらへ行ってしまう可能性もあります。
もう少し、国家資格を持ったプロを、小児を勉強している専門家を、信頼して利用してみてはいがかでしょうか?

サロンに行くということ②
日頃の悩みを打ち明けてこころも楽になる。
親の目線とは違う、プロの目線でいろいろなことに気付く。
お母さん自身の不調に気付く。
ということです。

ここなら安心して通えそう。
そんな治療院をぜひ、家族の健康のためにみつけてくださいね。

はりきゅうアロマのおがわ.2015年4月~12月

『小児はりでみんな笑顔に!札幌市西区はりきゅうアロマのおがわ.』 開業前の2015年4月から、Webサイトへブログを移行する2015年12月までのブログを保存しました。 記事が新しく更新されることはないかと思います。 Webサイトのブログ、またはアメブロをご覧ください。

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