セルフケアの大切さと限界―サロンに行くということ④

『なぜ、サロンへ行ってケアしてもらうのにセルフケアが必要なのか?』
『なぜ、セルフケアだけではよくならないのか?』

わざわざお金と時間をかけて治療に行くけど、1回の施術で完全によくなるわけではない。
出かけて行かなくったって、自分でケアする方法を知っている。

それでも、鍼灸治療やアロマトリートメントを受けに行き、なおかつ養生法も行っている私が、セルフケア・養生法の大切さと、サロンや治療院へ行くことの意味を書いてみようと思います。

サロンに行くということ④

朝起きたら頭が痛い。
最近忙しかったから肩こりが悪化したのかなぁ…。
昨日遅くまでスマホを見ていたせいかなぁ…。
今日はお休みだから、遊びに行く前に鍼灸院へ寄っていこう。
 ↓
治療してもらって肩こりもスッキリ、頭が痛いのも良くなった!
さぁ、遊びに行こう~
 ↓
夜遅くまで飲んじゃった。
今日は1日ダラダラしよう~。
と、1日中スマホをみて、お菓子を食べながら寝っ転がる。
 ↓
次の日の朝、また頭が痛い。

ちぇっ、鍼はきかないなぁ~

↑いえ、それはちょっと待ってください

頭痛になるような生活をしていれば、そりゃぁ~鍼治療を受けたって、また頭痛になりますよね。
無理をしたいから、鍼灸治療を受け続ける、という人は別として、困っている症状を治したい場合は、症状が起こる原因を突き止めて改善していく必要性があります。
鍼灸もアロマも、体に無理をさせても平気で居られるように改造することはできません。
無理をしたために、調子を崩した体を元に戻すための手伝いをするだけです。

そもそも、生き物には、変化する環境下において常に体を一定の状態に保とうという力が備わっています。
その力の範囲を越えて体が変化してしまうと病気になるのです。

その保とうという力を助けるのが、鍼灸であったりアロマテラピー。
そして、環境の変化を極力抑えるのが養生。

いくら助けても、不調になる原因から自分を守らないと、不調になります。

かといって、不調になる原因をどうにもできないこともあります。
期日の決められた仕事。
夜勤。
自分の思う通りにできないストレス。
湿度の高い夏。寒波が押し寄せる冬。
…などなど。

自分の不調の原因がわからない場合もあります。

自分の不調に対して、思い込みをしている場合もあります。

それがセルフケアの限界。

だから、
サロンに行って、自分の体を診てもらいながら、
自分の不調に気付く。
自分の不調の原因に気付く。
そして、癒してもらう。

でも、
1回の施術で完全によくなるわけではない。(症状にもよりますが)
養生しなければ、また不調の状態に戻ります。
無理をして不調になったら治療を受けにいくからいいの。
という考えの方もいらっしゃいますが…まぁ、それを選択するのも自由です。

不調を治してもらったら、また不調にならないように養生をする。
そうすることで、快適に過ごせます。

みのもんたさんがテレビに出ていた頃、盛んに「水を飲め」と言っていたそうですが、それを信じて水を飲んでいた方がうっ血性心不全になり、テレビで発言したみのさんに責任がある、と訴えた話を目にしました。

水を大量に飲んでも大丈夫な方と、そうでない方がいます。

でも、テレビはそんな個人差まで気にして放送しません。
むしろ、スポンサーが商売としているものが売れるような内容はおススメしてくるでしょう。

テレビで流れる健康情報はけして、あなたのための健康情報ではないということ。

セルフケアは大切です。
でも、それを間違えると、みのさんを訴えた方のようになってしまうのです。

せっかくお金と時間をかけてわざわざ治療してもらいに行くのですから、治療効果を充分に発揮してもらいたくありませんか?

サロンに行くということ④
・自分の不調の原因に気付かせてくれる
・自分に合った養生法を教えてくれる
・自分の不調にきちんと向かい合ってくれる施術者がいる

そんなサロンを見つけてくださいね。

はりきゅうアロマのおがわ.2015年4月~12月

『小児はりでみんな笑顔に!札幌市西区はりきゅうアロマのおがわ.』 開業前の2015年4月から、Webサイトへブログを移行する2015年12月までのブログを保存しました。 記事が新しく更新されることはないかと思います。 Webサイトのブログ、またはアメブロをご覧ください。

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